シンクロニシティ

【実話】兄弟が旅先で初対面!?異母兄弟に起きた不思議な偶然

 血縁関係のある人物同士は時に不思議な縁で結ばれる可能性がある。

 リック・ヒルさんは、マサチューセッツ州に住んでいる男性で、妻と子供たちと幸せに暮らしていた。リックさんは子供の頃、両親が離婚しており、母が再婚した義父の家庭で育ったが、幸いにも愛情にあふれた家庭で成長した。ある日、実父がやって来てこんな事実を告白した。




 「君のお母さんと別れた後、一緒になった女性との間に弟がいるんだ」

 しかし、実父は弟が何処にいるか知らないという。

 実は弟は隣町に住んでおり、5歳年下のジョー・パーカーという人物であった。兄の育った環境と違ってジョーは、里親のもとで虐待を受け、そのせいで非行に走っていた。

 ジョーのところにもある日、幼い頃一度だけあったことがある人物(当時は叔父と説明された)がやってきて、本当は自分が実父であり、腹違いの兄がいると告げた。その後、ジョーは何もかもイヤになり、マサチューセッツ州を出てハワイに移り住んだという。

 2011年の春、リック・ヒルさんは一家でハワイ旅行に行き、ワイキキビーチで記念撮影をしようとした。そこに偶然通りがかったのが、ジョー・パーカーであった。

 「僕がシャッターを押しましょうか」

 ジョーはリック一家の記念写真を撮影した。ジョーは、リックさんのしゃべる英語のなまりで、同じマサチューセッツ州出身だとわかり、共通の友人を名前をあげていき、最後に実父の名前をあげたところ、リックさんが、

 「おおっ、なんてことだ!!それは、僕の実父だ!」



 
 奇跡の兄弟遭遇が起こったのだ。

 マサチューセッツで生き別れの兄弟が8000キロも離れたハワイのワイキキビーチでシャッターを押すことで出会う確率はいったいどれほどのものだろうか。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)

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