まるでご利益のテーマパーク「五色園」

 愛知県日進市岩藤町にある五色園は、昭和9年、当時の管主・森夢幻により設立された。ここは大安寺という浄土真宗系単立寺院の施設の一部なのだが、20万坪の広大な敷地に浄土真宗の宗祖・親鸞聖人の生涯を再現する塑像を配置した、日本で唯一の宗教ランドなのである。

 公園内の至る所に、親鸞聖人にまつわる各エピソードのシーンを人形を使って再現したジオラマがある。およそ普通の人間の1.5倍もの大きさのコンクリート製の人形が、100体以上も立ち並んでいるのだ。これらは親鸞聖人の教えを視覚的に感知させることを目的としている。また、公園内は舗装された道路が通っているためシーンからシーンへの移動は車でもできる。レジャーランド感覚で宗教に親しむことができるという、有難いスポットなのだ。




 五色園の名前の由来は、公園内に生えている松・竹・梅・桜・紅葉の5種類の樹木の彩を表している。特に4月には園内の約3000本もの桜が満開となる。親鸞上人のご利益に歴史の勉強、観光もできる一箇所で三度楽しめるスポットだ。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

※画像は五色園HPより




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