聖徳太子予言、ニュートン予言・・・まだまだ続く世界の終わり

 30代、40代の人ならば少年時代、1999年に世界が終わるのではないかと悩んだ経験はないだろうか。40代の人ならば五島勉氏による一連のノストラダムスの著作に驚愕し、30代の人ならば「MMR」の繰り広げた終末予言に戦慄したことだろう。

 かくいう筆者も小学生の頃は、1999年には世界が終わるのではないか深刻にと考え、自分は33歳までしか生きられないと悲嘆した。このトラウマは高校生ぐらいまで自分の心を悩ましたが、いざ1999年になると仕事が忙しくなり、あまりノストラダムスのことなどは考えなくなった。




 気がついたら”空から大魔王が降ってくるはずの7月”も終わっており、子供時代漫画で夢見たSF的な未来、21世紀に突入した。(思い返せば、2000年問題で世界中でコンピューターが暴走し、交通機関や金融機関の暴走や、ミサイルの誤発射が行われ、ハルマゲドン状態になると言われたが、何も起きなかった。

 そして、性懲りもなく妄信者(ビリーバー)を惑わすことで金を稼いでいる某オカルト雑誌が必死に喧伝した2013年12月21日も何事もなく終了した。この日はマヤ暦(五番目の太陽の時代)の終りで、地球上の全人類が滅亡すると噂されてきたが、とうとう終末が訪れなかったからだ。

 この2013年の人類滅亡に関しては筆者は心中密かに気になる物があった。前回の1999年の人類滅亡予言の際には、80年代末期からこれを煽りまくった某オカルト雑誌の記事とカルト宗教が読者と信者の獲得に成功し、ヒステリックなまでのハルマゲドンブームを巻き起こすに至った。

 当時無名ライターであった筆者こと山口敏太郎も、2013年予言の際にはそれなりの作家に成長しており、出演するDVD、テレビ、ラジオ、雑誌でことごとく「営利目的のインチキハルマゲドン商法」として反論を唱えまくり、前回のようなパニックや、カルト教団に絡めとられる人間が発生しないように努力した。その結果、人の心の隙間に入り込む”ハルマゲドン乞食”どもの陰謀は辛くも阻止できたようである。

 すると、懲りずに「マヤ暦の終りは実は2013年ではなく2015年だった」あるいは「本当は2020年だ!」という説が唱えられ始めたのだ。もはや、このような幼稚な扇動に乗る馬鹿者はいるまい。




 しかし、つくづく人類は滅亡論がお好きなようで、新手の滅亡予言の流布が始まっている。やはり、「滅亡」という言葉がちらつかないと人類は燃えないものであろうか。とりあえず、これから予定?されている滅亡予言を紹介してみよう。

2017年     旧約聖書・ダニエル書の予言
2020年3月20日 マヤ暦とインド暦の終り
2030年     聖徳太子「未然本紀」の予言
2060年     ニュートンの予言
3797年     ノストラダムスの予言範囲の終り
45億年後    プーチン大統領の予言

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)

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