【妖怪ウォッチ研究序説】子供たちは要注意!?「手長婆」と「バクロ婆」

※本コラムはゲーム作品「妖怪ウォッチ1~3」をアカデミックに解析し元ネタの特定ほか妖怪伝承について解説していくコーナーです。

とりつかれると「話したくない事でもなんでもしゃべりたくなる。秘密ができない体になってしまう」という、やっかいな妖怪のバクロ婆。




バトルでは長い手を活かして相手を思いきりビンタしてくる、序盤から仲間になるなじみ深い妖怪のひとつだ。

このバクロ婆に見た目がよく似ている妖怪が存在する。

それは関東に伝わる手長婆だ。現在の千葉県などを中心に伝えられていた妖怪で、長い白髪のおばあさんの姿をしているそうだが、普段は池の底に住んでいるため、めったに姿を見る事ができないという。

水辺で遊ぶ子供や、夕方になっても帰らない子供、親の言いつけをきかない子供を見つけると、長い腕を池の中から伸ばして引きずり込んでしまうと考えられていた。

だが、実際に手長婆につかまったという話は少ないため、恐らく子供が水辺で遊んでおぼれたりしないよう、水辺から遠ざけるために作られた妖怪ではないかと考えられている。




そこから子供に親の言う事を聞くよう、しつけるための伝説が加えられたものだとされている。

そういえば、バクロ婆も必殺技の名前は「愛のビンタ」、妖術は仲間の体力を回復するもの、スキルも隣にいる妖怪の体力を少しずつ回復させる「おせわ」だった。やっかいだけど優しい妖怪がバクロ婆なのかもしれない。

(黒松三太夫  ミステリーニュースステーションATLAS編集部 寄稿・ミステリーニュースステーションATLAS)





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