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【豊洲問題】ボロ儲けした東京ガスの商術、黒塗り契約書!?

次から次へと、問題が発覚する築地市場の豊洲への移転問題。

盛り土がされていなく危険な上、2007年の時点で基準値の4万3000倍ものベンゼンや860倍ものシアン化合物が測定されたことが明らかになった。

9月14日に水産卸売場棟の地下空間で採取した水から、1リットルあたり0・1ミリグラムのシアン化合物が検出されたと発表した。シアンは環境基準では「不検出」であるべき猛毒の一種である。シアン化合物が溶け込んだ水を飲むと、少量でも死に至る恐れがある。

他にも建設上、初歩的な問題が多々ある。




・新市場は水洗いできず、不衛生このうえない。真水だとボウフラやコバエがわいてしまう。この点を指摘すると、なんと!魚をさばいた後に「ホウキで掃け」と言われた。

・豊洲には「角氷」を作る設備がない

・仲卸と卸をつなぐ地下通路は高さ制限2.5メートルで低すぎる

・全体的に搬入口が狭く側面が開くトラックに対応していない

・ターレ(小型の運搬車)が行き来するヘアピンカーブは、衝突や渋滞が起こる欠陥が発覚

・有効幅1メートル32センチの店舗スペースでは、狭すぎてマグロも切れない

あまりにも問題が大きすぎる、豊洲市場だが、東京都は2011年にシアン汚染を知っていながら2001年に石原元都知事が契約を取り決めした東京ガスに代金を支払ってしまった。

東京ガスとの間には黒塗りの施工に関しての契約書が見つかっていて、まさに「ブラックボックス」状態である。

ジャーナリストの田中龍作氏の調査によると、都が支払った土地代金は1,859億円だが、後から汚染対策費849億円をつぎ込んだという。しかし、東京ガスは汚染対策工事費用に充てたのは100億円と、追加の78億円のみ。これでは、豊洲の浄化は不充分だった。

こういった諸問題を無視した石原元都知事がのお陰で、東京ガスはボロ儲けである。

それにしても、東京ガスの歴史を調べると昭和末期から実に商売上手である。

13代目社長安西浩は、東京ガス中興の祖、法皇と称される人物で、浩の弟・安西正夫と共に「日本最大の閨閥」を形成していった。




評論家によると、

「安西正夫の長男・孝之が美智子さまの妹・恵美子さんと63年に結婚しました。これで皇室と繋がりが出来たのです。安西浩の次男で後に東京ガス社長になる安西邦夫も今上天皇とはご学友の間柄です」
という。

そして、安西兄弟は政略結婚で勢力を拡大した。

安西正夫の妻の妹は三木武夫夫人であり、長女・千代は浜口雄幸元首相の孫へ嫁がせている。安西浩も、娘・和子を佐藤栄作の次男で元衆議院議員の佐藤信二に嫁がせた。

したがって、佐藤栄作の兄・岸信介とも係累となり、結果、4人の首相関係者と縁戚を結ぶに至ったのである。

「経済界」編集局長の関慎夫氏によると、

「安西家とはすなわち『戦後の新興成金』。もともと浩と正夫は千葉の漁村の出です。自分たちに社会的バックボーンが無いことを、皇室や政界などエスタブリッシュメントと関係を持つことで補おうとしたのです。こうした一族は他にもありますが、ガス会社は地域独占の公共事業で他社との競争がない。だから業績低下の心配をせずに閨閥づくりに勤しめた。安西家ほど徹底した関係を作り上げた一族を他に知りません」

安西浩は1972年の会長就任後も東京ガスに君臨し、1981年に義弟・渡辺宏、89年には次男・邦夫を社長に据えた為、度々「安西一族による東京ガスの私物化」と批判を受けた。

確かに、民間企業ならまだしも、国の許認可が必要なガス事業である。大金を成すのに実に鋭敏な商才だが、今回の豊洲問題といい、倫理的な面からやり過ぎ感は感じられる…。

(妃弥呼 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)