10月3日、ノーベル医学・生理学賞を日本の大隅良典東京工業大学名誉教授が受賞した。

業績は細胞の自食作用、オートファジーの仕組みの発見。細胞の新陳代謝や一部を分解し、栄養源にするという様々な生物に共通する根元的な生命現象の謎を解明したもので、様々な病気の仕組みや治療法の解明に役立つとされているものだ。

そんな中、大隅教授が過去に撮影したある一枚の写真が話題になっている。

椅子に座っている男性の銅像の足下で、同じ大学にて分野を研究している水嶋教授と共に写真に収まっているものなのだが、二人の手は銅像の足を触っているのがわかる。

実はこの銅像、世界的にも有名な「幸運を呼ぶパワースポット」の一つである。

これはアメリカはボストンの名門ハーバード大学に鎮座するジョン・ハーバード氏の銅像だ。




名前が大学名と同じなので、創立者の像と思われがちだが、実は彼は大学の後援者の一人である。この像には由来も併記されているのだが、そこでも創立者と書かれてしまっているため、信じてしまう人も多いようだ。

他にもこの銅像には間違っている点が2点あり、像の由来に併記されているハーバード大学の創立年が間違っている点(1638年と書かれているが、正しくは1636年)、またこの銅像はハーバード氏本人ではないという点だ。

この像を制作したダニエル・チェスター・フレンチ氏は、ハーバード氏の肖像画を手に入れることができなかったため、彼の資料と一人の学生をモデルにして像を作り上げたのだという。まるで、日本の上野公園に存在する西郷隆盛像のようだが、正確な資料を集めにくかった昔は洋の東西を問わずよく起きた事なのだろう。

なお、制作者のダニエル・フレンチ氏はワシントンD.C.のリンカーン像など、他にも著名な作品を作っている有名な彫刻家の一人である。

このハーバード氏の靴は、昔からさわると幸運が訪れると有名であり、観光客や学生らに触られてツルツルにすり減っている。

勿論、今回のノーベル賞受賞は、教授らの弛まぬ研究の成果であり、積み重ねられてきた業績に基づくものである。だが、もしかすると学問や研究の後援を行っていたハーバード氏銅像のパワーに触れたことで、ノーベル賞受賞という輝かしい功績が更にもたらされやすくなったと考えると、ロマンを感じざるを得ない。

皆さんも、アメリカへ旅行の際はハーバード氏銅像の足をさすってはいかがだろうか。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)





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