大分県で企業の妖怪化をたくらむ河童の正体とは?

九州、大分県で一社一妖怪計画の名のもとに新しい妖怪を増やそうとしている組織があると聞いた。

蝙蝠男、化け猫、座敷童、ふたくち男・・・etc、次々と妖怪化されているというのだ。

さて、この計画とはどのようなものか?黒魔術か!怨霊か!はたまた悪の秘密結社なのか?

気になった筆者はその計画の中心人物に連絡をとり、詳しい話を聞くことが出来た。

”てらかっぱ”こと寺嶋克紀氏は、本人を河童研究家だと称する人物である。




寺嶋(以下 T)「大分県一社一妖怪計画とは会社(事業)そのものの擬人化、キャラクター化です」

筆者アトラス記者(以下 A)「え?」

T「企業のイメージキャラクターとして妖怪をモチーフにしたキャラクターを作っています」

A「魔法で妖怪にするんじゃなくて…?」

T「魔法なんてあるわけないじゃないですか」

A「そうですよね、では大分県一社一妖怪計画について教えていただけますか?」

T「起業の頃は社長が会社のイメージを代表して発言するけど、成長してくるとタレントを使ったりし始めますよね。でも、そのタレントが万一問題などを起こしてしまったら…被害は甚大」

A「確かに不倫騒動を起こした某タレントをはじめ、今年もタレントの不祥事が少なからず企業のダメージになることがありましたね」

T「問題と言う程でなくても、年を経るごとにイメージが合わなくなったり、活動ステージを変えたりして、イメージが定着する前に交代することもあるのではないでしょうか」

A「たしかに」

T「会社でオフィシャルなSNSの運用しているところも多いと思いますが、SNSは交流の場であり、一方的な告知やPRのみでは、看過されてしまいがちです。やはり90年代のCIで作ったようなマークがアイコンになった公式よりも東京タワーならノッポン、ソフトバンクなら孫正義です。フォロワーは「誰かの声」を聞きたいのです」

A「中の人の個性がでてきますもんね」

T「しかし、会社が大きくなれば社長が頻繁に発言するわけにもいかないでしょうし、誰か社員が全会社を背負って発信するのも難しいでしょう」

A「おそらくはITに強いだけの新人がやらされるんじゃないかな」

T「一社一妖怪とは会社や事業そのものの擬人化であり、会社の代表として発信するキャラクターであるということです。いわば創業者の魂の擬人化です」




さて、イラストを担当するのは寺嶋さんの奥さんでプロの漫画家ひろせみほさん。彼女にもお話を伺っている。

ひろせ(以下 H)「この計画をあえて大分でやろうとする理由は、この大分にクリエイターの活躍の場を作ることです」

A「大分でやることに意味があるのですね」

H「そうです。大分は大学を出ても県内に仕事がないのでみんな出て行ってしまう、とはよく言われることですが、もっとも人材流出が著しいのは芸術分野なのです。大分で20年以上漫画家をやってきたのでわかります。この勿体ない人材に新たな活躍の場を提供したいのです」

A「なるほど、本日はありがとうございました。今後の活躍を期待してます」

超常の力で人を妖怪化するのではなくキャラクターとして企業イメージを妖怪化、これは着眼点がおもしろい。

しかし、気になるのは寺嶋氏、なぜ河童なのか?

その理由は、九州という場所は九千匹の河童が渡来した伝説や平家の落武者が河童になった伝説など河童にまつわる話が数多く伝えられているからである。

まさかと思うが、もしかしたら、寺嶋氏自身も河童なのかもしれない・・・。

寺嶋克紀ブログ『河童ですから』www.terakappa.com
大分県一社一妖怪計画 http://www.terakappa.com/entry/2016/08/29/225653

(青山高士 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)




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