【妖怪ウォッチ研究序説】元ネタは「EXILE」?それとも古典妖怪か?「わらえ姉」





みんなの笑いを吸い取る妖怪、吸い取った笑いは全部わらえ姉のものとなり、一人で笑い続けることができる。

女性の妖怪のため「よく笑うお姉さん」という意味で「わらえ姉」という名前が付けられたと思われる。必殺技は「ちゅ〜ちゅ〜ドレイン」というHPをドレインする(吸い取る)技である。

「ちゅ〜ちゅ〜ドレイン」について、もはや説明は不要かと思うが「CHOO CHOO TRAIN」が元ネタと思われる。

例のダンスは再現されていないものの吸い取ったHPが笑い姉の周りをグルグルと回る様はまるでEXILEを彷彿とさせる。

ただこれだけでは妖怪ウォッチ研究でもなんでもないので、ちょっと似たような妖怪を紹介しよう。

倩兮女(けらけらおんな)

倩兮女(けらけらおんな)

笑え姉の元ネタとは言い切れないが類似の妖怪としては「けらけら女」という妖怪がいる。

「けらけら女」は中年の女性のすがたをしており、現れたと思ったら大声で「けらけら」と笑い出す。理由もなく笑う様子はまさに「わらえ姉」に似ているといえる。

狒々(ひひ)

狒々(ひひ)

また、わらえ姉の特徴である大きな唇に限定すると狒々(ひひ)という猿妖怪の唇は凄い。理由はわからないが、人間を見ると大笑いしてしまい唇が目までめくれてしまうという。




こんな馬鹿げた妖怪が本当にいるのかと驚いてしまうが、実際に似たような姿の妖怪が江戸時代の日本で捕獲されたりしている。

なお、狒々はチンパンジーやゴリラなど外国の猿が何らかの理由で日本にやってきて、妖怪として描かれたのではないかとされる。

(文:穂積昭雪 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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