カテゴリー:妖怪
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老人火も江戸時代の書物「絵本百物語」にて紹介されている妖怪である。
信州(現在の長野県)と遠州(現在の静岡県)の県境にて、雨の夜に現れるという謎の怪火。
常に老人とともに現れ、水をかけても消えない…
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天火は江戸時代の書物「絵本百物語」にて紹介されている妖怪である。
天火は数ある怪火の中でも、ある意味一番恐ろしい妖怪と言えるかも知れない。何故なら、天火の炎は時に全てを燃やし尽くす業火となるからだ。
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食人鬼は小泉八雲の著作『怪談』にて紹介されている。鎌倉~室町時代初期頃の臨済宗の禅僧、夢想国師こと夢窓疎石が遭遇したとされる妖怪である。
夢窓疎石が行脚中、美濃国(現在の岐阜県)にて宿を借りた村に住んでいた。は…
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人形をした物体には霊魂が入り込み、動き出すなどの怪異が起きやすいと言われている。呪われた人形にまつわる怪談や怪異は洋の東西を問わず、各地に伝わり今でも報告されている。
こちらの人形はペルーのエル・カカオに住む一家が…
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「世界妖怪図鑑(立風書房)佐藤有文」の中では、トルキスタンの妖怪まで紹介されている。
もっとも、この魔王アントムに関してはトルキスタン民間伝承とあるが、佐藤有文氏の創作である可能性が高いと見られている。
ほと…
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大映「妖怪大戦争」、「ゲゲゲの鬼太郎」で知られるメジャー妖怪「油すまし」だが、地元、熊本県栖本町に妖怪「油すまし」の墓と言われる石像が現存するのが確認された。2010年10月1日に町文化財に指定されている。地元で石像は…
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妖怪に会ってしまったとき、どういうふうに対処すれば良いのか。
それは妖怪の種類によっていろいろある。
相手が「河童」ならばおじぎをすれば、つい「河童」もつられておじぎをしてしまいお皿の水がこぼれて力が抜…
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しゃんこまは滋賀県に現れる妖怪である。
大きなくすのきのてっぺんに住み着いており、子どもを捕らえて食うという。
目は皿のように丸く大きく、鏡のように光り、全身にはびっしりと真っ黒な毛が生えている。…
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アキュラセツは富山県立山に出るという妖怪である。
立山の一の岩を見下ろす所に獅子ヶ鼻岩という立岩がある。昔、ここにアキュラセツという名の妖怪が住んでいたという。
アキュラセツは悪さをしては登山者達を困らせてい…
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「待て待ての沢」は山梨県の追分と呼ばれていた集落に伝わる妖怪である。
かつて山仕事をする人々はボッカ衆と呼ばれていた。
追分集落の近所にはこのボッカ衆の休憩所があり、山に少し入った所に沢があった。…